土に埋葬か?それとも納骨堂?

永代供養墓

永代供養墓で悩ましいのが、合同で土に埋葬されるか、家族単位の骨壺埋葬かです。
お墓は、「墓地、埋葬等に関する法律」によって厳しく制限を受けています。
特に、川の近くや海抜の低い地域では、「土に埋葬する墓地」を新規に構えることは容易にできません。
これは、疫病のまん延を避けるための名残ではないかと思います。
町を見渡すと、ここはどうだろう?と思われる場所に、小規模なお墓が見受けられますが、この墓地埋葬法ができた時点で、既にお墓が存在してた場所が許可されたためです。

そこで、登場するのが「納骨堂」です。
骨壺には入ったまま室内で管理され、位置づけ的には土に埋葬するまでの一時保管なので、厳密には墓地ではありません。
お墓とほぼ同じ基準で、許可は都道府県知事(特別区では市区長)が出すのですのですが、外観からは、お墓とは見えないので、「周辺の生活環境との調和に配慮」の条件をクリヤしやすく、水に浸かるリスクも低いので、近年の永代供養墓ブーム到来で、「納骨堂」ラッシュが続いています。
「納骨堂」の場合、別れを惜しむ時間もゆっくり取れますし、お寺との相性が合わなかったり、不満があれば、いつでも骨壺ごと取り出して、別のお墓に改葬できるメリットがあります。
その反面、ハイテクの機械式納骨堂では、高額な維持費が発生するデメリットがあります。
「うちの納骨堂は自動搬送式だけど、毎年1万円だから安いよ!」
なんて、喜んでばかりはいられません。
私はこうした機械の保守管理をしていたこともありますが、定期的に大きな修繕費が発生しますし、将来利用者が減れば、朽ち果てた分譲マンションの様に、限られた住民で高額な修繕費を分担することになります。
お金が有り余っている檀家さんが大勢いるなら何の問題もありませんが、見たことの無いご先祖様の「納骨堂」に、お金を出し続けてくれる子孫がどれだけいるのかが問題です。
また、13回忌など、一定期間を過ぎたり、納骨堂の定員(6名とか8名)を超えると、古い遺骨から順に出され、合同の土のお墓に埋葬されてしまいます。

安楽寺永代供養墓では、最初から土に埋葬される共同のお墓なので、こういった維持費や管理料の問題などは発生しませんが、「納骨堂」とどちらが良いかは良く考えるべきです。

ちなみに、私は飼っていた犬(動物愛護センターで引き取り20歳を超える大往生)の遺骨を、近くのお寺の「納骨堂」に置いてもらっています。
毎年、高額な管理費とお布施が必要ですが、お盆や、お正月など我が家に骨壺ごと連れて帰ることができるため寂しくはありません。
ちゃんと土に埋葬してやるのが、成仏への近道かも知れませんが、一人、冷たいところに置いていくのが、まだできません。

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