全国の様々な宗派から改宗され納骨されていますが、同じ仏教でも死者を悟りに導き、成仏させる方法が異なるのに、他衆派へ移って問題はないのでしょうか?
特に亡くなられたご両親が信心深く、大切に守って来たご先祖様の供養を、送り出す人間の都合で決めてしまうのは何となく不安が残ります。
そこで、各宗派が何を根本としているのかまとめてみます。

真言宗
宇宙全体を司る「大日如来」と1つになっていく「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」を説く。
即身成仏とは、インド密教・チベット密教の流れから、修行を積むことで生きたまま悟りを得ること。

天台宗
妙法蓮華経(法華経)を根本仏典とし、経典を読み上げながら覚りの真実を得とくする。

禅宗(臨済宗・曹洞宗)
出家(お坊さん)や在家(檀家さん)にかかわらず、座禅に徹することで悟りを開く。
喝!(かつ)と唱えて故人を送る。

日蓮宗
日蓮が、末法(教えのみが存在し、悟りがなくなってしまった世界)に備え、法華経の後半に登場するインドの学僧たちの名を連ねた「大曼荼羅」を本尊とする。
南無妙法蓮華経と唱えて故人を送る。

浄土宗
お経を唱えながら、阿弥陀如来のお迎えを待ち故人を送る。

浄土真宗
僧侶が導かなくても、阿弥陀如来が導き故人を引導する。
そのことに感謝を表すため「南無阿弥陀仏」と唱える。