「安楽寺だより第42号」の1面で「お釈迦様の誕生」について取り上げられています。
新聞の記事によると、お釈迦さまが生まれたのは紀元前463年となっていますが、記録が残っておらず正確な年はよく分かっていません。
曹洞宗道元禅師の「正法眼蔵」では、紀元前1000年頃となっています。
誕生日について、日本では4月8日となっており、灌仏会(かんぶつえ)といわれる誕生祝いの行事が行われますが、日蓮正宗以外の多くの仏教宗派では、「花まつり」と呼んでいます。
灌仏会の灌(かん)は「そそぐ」という意味があり、お釈迦さまの誕生日に、龍が空から現われ植物の樹液(ソーマ)を注いだとの故事から来ています。
インドの神話では、地下世界を支配する蛇(ヴァースキ)が天地創造する際に、誤って猛毒を吐き出してしまい、それを大黒様(シヴァ神)が飲み込んで世界を救ったと言われています。
インドで大黒様が青い顔をしているのはこのためだそうです。
この注がれた樹液が何であるかは定かではありませんが、安楽寺でも花まつりの日は、お釈迦さまの像に甘茶をかけたり、飲んだりするイベントが行われます。
甘茶は毒などありませんが、お釈迦さまがこれを飲み込んで、私たちを救っていると言うことかも知れません。
もし、そうだとすれば、お寺で神社のような厄除けをする慣習が生まれたのも不思議ではありません。
お葬式の際に、ご遺体を洗うことを湯灌(ゆかん)と言いますが、語源はここから来ているのではないかと思います。