浄土真宗大谷派

お葬式で僧侶の役割はなに?

以前の記事で、お葬式でお経のCDを流す話をしましたが、最近ではお寺を呼ばないお葬式もブームになってきています。お葬式で、僧侶の役割は「故人が悟りを得て仏になるよう導く」ことです。戒名を授けるのは、仏の弟子としての証で、新たな名前を受け、悟り...
葬儀

お寺はいつから葬儀を始めた?

奈良時代、聖徳太子が中国に派遣した遣唐使により、日本へと伝えられた奈良仏教系は、現代の宗教と違って仏教を学問の位置づけで扱っていたため、僧侶が葬儀に携わることはありませんでした。平安時代に入ると、天皇の葬儀に僧侶が登場しますが、あまり積極的...
仏教

御仏前と御霊前の違いはなに?

訃報で駆け付ける際に確認しなければならないのが不祝儀袋の表書きですが、同じ仏教でも、まず確認しなければならないのが浄土真宗かそれ以外です。また、仏の前に供えるのか、魂の前に供えるのか、そのタイミングによっても違ってきます。 御仏前:浄土真宗...
葬儀

香典の「香」ってなに?

仏教、神道、キリスト教など様々な宗派で、葬式の際に金品を持ち寄りますが、仏式の場合、紙幣を包んで供えることを「香典(こうでん)」といいます。昔は「香奠」と書きましたが、奠は、奠(そな)える、奠(まつ)るとも読み、神前に物をそなえてまつるなど...
仏教

蓮如上人ってだれ?

私の実家の上前津では、毎年町内の盆踊りを東別院(正式には真宗大谷派 名古屋別院)の境内で行っています。曲目は、炭坑節、名古屋ばやし、郡上節、一休さん、河内男節、名古屋大好きなど1時間ほどの盆踊りが2回開催されるのですが、人気の曲が「蓮如音頭...
お釈迦様

荼毘に付すとは?

日本ではお葬式が終わったことを 荼毘(だび)に付(ふ)す と言いますが、荼毘とは一体なんのことでしょう? 語源はインドのパーリ語で、jhapeti(ジャーペーティ)が中国語の荼毘に当てられましたが、直訳すると「火葬」になります。意味は「荼」...
仏教

お遍路さんのお砂踏みとは?

今日から6日間、生徒さんが働いておられる名古屋の松坂屋で、「四国八十八ヵ所霊場 お砂踏み 1日で巡るお遍路さん」が開催されています。真言宗宗祖の空海は「弘法大師」の名で知られていますが、修業した四国の地を弟子たちが遍歴を辿りながら修行したこ...
仏教

親鸞の妻ってどんな人?

鬼滅の刃の大正時代、親鸞が本当に実在したのか疑問視されていましたが、大正10年に本願寺の蔵から親鸞の妻 恵信尼(えしんに)の文章が発見されました。恵信尼が登場するまでは、玉日と呼ばれる関白九条兼実の娘が妻であるとされていました。平清盛のクー...
仏教

浄土真宗を作ったのは親鸞?

親鸞自身は宗派を立ち上げる意思はなかったそうで、ひ孫(孫の子)の覚如(かくにょ)が、本願寺を中心とする浄土真宗の基礎を作った実質的な開祖になります。なぜ、覚如は宗祖を自分ではなく、親鸞としたのでしょうか? 日本の仏教13宗のうち、結婚して子...
仏教

浄土真宗の東と西って何?

浄土真宗の東と西って何? 京都の浄土真宗の方は「お東さん」「お西さん」と言いますが、前回のブログ記事「浄土真宗は何派ある?」の10派中上位2つ位置が、京都駅に違い東側の「大谷派」と、西側の「本願寺派」と呼ばれています。 今から500年ほど前...