大黒様は大黒天と呼ばれ、七福神の一人です。
七福神は7つの神様の総称で、参拝すると7つの難を除かれ、7つの福を授かることから、年賀状のイラストでも有名で、日本人なら誰でも一度は目にしたことがあるかと思いますが、それぞれはどういった神様なのでしょう。

①大黒天(だいこくてん) インドのシヴァ神
②毘沙門天(びしゃもんてん)インドのクベーラ神
③弁財天(べんざいてん) インドのサラスヴァティー女神
④恵比寿天(えびすてん)日本の神様
⑤寿老人(じゅろうじん)中国道教の神
⑥福禄寿(ふくろくじゅ)中国道教の神
⑦布袋尊(ほていそん) 中国仏教の神

④の恵比寿様以外は海を渡って来た神様ですが、恵比寿様も漁師に拾われた子で鯛と釣竿を抱えていることから、みんな海に由来し、船に乗せられています。

七福神の最初の3人は全てインド人ですが、お釈迦様が生まれるはるか前のインドの神様で、お釈迦様が信仰していた神となります。
前回のブログ記事「お釈迦様は仏教徒だった?」のインド信仰最初の時代である、紀元前 30 ~ 15 世紀 頃に発掘された神像からも、大黒天であるシヴァ神像が見つかっています。

お釈迦様がお生まれになったころ、インドではシヴァ神祭りが行われていました。
シヴァ神はインドでマハーカーリと言われていますがマハーは「大」カーリは「黒」から大黒様と言われていますが、黒は時という意味もあるので「偉大な時間」かも知れません。
インドの神様は「複数の神」「自然界の要素や現象」の特徴があり、日本でも仏教と密接に融合し伝承されています。
天神様で有名な、菅原道真の神号(戒名)は「天満大自在天神」ですが、大自在天はインドの神様シヴァ神のことです。
インドの神様は、お釈迦様も信仰された大切な神々で日本の文化にもしっかりと融合されています。

安楽寺は名古屋市瑞穂区にありますが、毎年1月13日には境内入り口にある石の塚ををまつる「為麿塚法要」が行われています。
為麿とは、長岡為麿のことで、1688から熱田祠官務めた後、老後に閑居したのがこの地であると言われています。為麿が唱えだした神道は、民衆の信仰を得て大流行したそうですが、ここでも土着の信仰と仏教が見事に融合しています。