禅系の宗派は、日本に伝わる前に、五家七宗(ごけしちしゅう)の形態になっていました。
仏教用語では、仏の教えをじっくり悟ることを 漸悟(ぜんご)、一夜漬けで悟ることを頓悟(とんご)と言いますが、学び方をめぐって北と南の2つの派に分かれました。
一旦は都を追い出された南が、クーデターを機に都に戻り、北を滅ぼします。
南の南宗禅のうち、曹洞宗から臨済宗までを「五家」と言い、臨済宗から分派した楊岐派と黄竜派の2つを足したものを「七宗」と言います。
じっくり悟る「北宗禅」は「南宗禅」に負け消滅・・・
一夜漬けで悟る「南宗禅」は五家七宗へ分裂
曹洞宗(そうとうしゅう)
雲門宗(うんもんしゅう)
法眼宗(ほうげんしゅう)
潙仰宗(いぎょうしゅう)
臨済宗(りんざいしゅう)-楊岐派 (ようぎは)
黄竜派(おうりゅうは)
日本で禅系は一般的に「禅宗」と呼ばれ、次の3つに分かれます。
①臨済宗(りんざいしゅう 1191年)
②曹洞宗(そうとうしゅう 1227年)
③黄檗宗(おうばくしゅう 1661年)
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