日本ではお葬式が終わったことを 荼毘(だび)に付(ふ)す と言いますが、荼毘とは一体なんのことでしょう?

語源はインドのパーリ語で、jhapeti(ジャーペーティ)が中国語の荼毘に当てられましたが、直訳すると「火葬」になります。
意味は「荼」が苦しみ、「毘」が助けることを示すそうですが、仏教においての火葬時のみに使われる言葉になります。

お釈迦様の生まれた頃のインドでは、以下の4種類の方法で死者を弔っていました。

火葬
水葬
土葬
風葬

中でも火葬は最も早く肉体を離れることができるので、インドでは最高の弔い方法となり、お釈迦様も荼毘に付されました。
日本の庶民は元々、遺体を野ざらしにする「風葬」文化でしたが、空海が山積みの遺体を哀れみ、疫病対策から土葬文化へと移行しています。
仏教が伝来するとともに、皇族や僧侶のようなごく身分の高い人々の間で、高額な費用がかかる「火葬」が広まりはじめました。
遺体に火を点ける儀式は、男性の後継者みに許され、これが喪主の原点となります。