台湾は1895年から1945年までの50年間、日本が統治していました。
この統治が終わるころ、中国では内戦が続き、中国共産党に敗戦した中国国民党と共に、北京の故宮博物院などから多くの文化財が台湾へ持ち出されました。
そのコレクション数は約69万点とも言われ、中国古代から、宋(そう:960年-1279年)元(げん:1271年-1368年)明(みん:1368年-1644年)、清(しん:1644年-1912年)までの歴代宮廷品を中心に、仏教に関わる多種多様な文物も所蔵されています。
中国では1966年から10年にわたり、毛沢東による「文化大革命」が起こりましたが、学生により結成された「紅衛兵(こうえいへい)」により四旧(旧思想、旧文化、旧風俗、旧習慣)に関わるものすべてが破壊されてしまいました。

「教えは日本」「証拠は台湾」

日本へは、中国の漢文を経てお経が伝来しましたが、伝えられたのはごく一部で、多くの仏教ルーツの鍵は台湾のみに遺されているのではないかと思います。
この2つを付け合わせてみれば、仏教の新たな発見があるかもしれません。

台湾台北の故宮博物院